三菱UFJ、第一生命HDなど売り買い交錯、1月決定会合での利上げ期待がやや後退
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保は売り買い交錯。ここ最近は米国で長期金利が上昇傾向にあり、米国事業を手掛ける国内大手金融機関には追い風といえるが、国内では日銀の金融政策が依然としてハト派に傾斜しているとの見方が株価の重荷となっている。前日の植田日銀総裁の講演でも想定内の内容で方向感がつかめず、現状は来年1月の金融政策決定会合で0.25%の利上げを決定するかどうかは意見の分かれるところ。「12月もしくは1月会合での利上げありきで買っていた向きの持ち高調整の売りが上値を押さえている」(ネット証券アナリスト)という局面にあるようだ。