東建物は買い先行、今12月期最終利益大幅増額と自社株買い・増配も発表
東京建物<8804>は買いが先行している。同社は賃貸ビルとマンション分譲を主力としているが、いずれも堅調で業績は売上高・利益ともに増収増益トレンドが続いている。25日取引終了後に業績予想の修正を発表、24年12月期最終利益を従来見通しの485億円から620億円(前期比38%増)に大幅増額した。同社が保有する不動産会社のヒューリック<3003>の株式売却益を計上することが反映される。また、株主還元策も発表した。150万株、金額ベースで30億円を上限とする自社株買いを来年2月13日から8月末までの日程で実施するほか、今期年間配当も従来計画に10円上乗せとなる90円(前期実績は73円)とすることも併せて開示しており、これらを好感する買いを呼び込んでいる。