クシム:子会社が田原氏の株主提案に「断固反対」を表明

材料
2024年12月26日 13時17分

クシム<2345>の連結子会社であるクシムソフトは、クシムへの田原弘貴氏(以下「田原氏」)からの株主提案に対して、断固反対を表明する旨のプレスリリースを発表している。

クシムソフトは2019年10月にクシムグループ入りした。社員、顧客はそのままに、5年間SESビジネスを推進し、直近1年においてはSESのみならず、受託開発やデータ連携事業(ASTERIA Warp)も拡大しつつあり、さらにチューリンガムやZaifとのビジネスシナジーも具体化してきて、案件化に繋がり、売上利益が拡大してきている。それはクシムの経営陣である中川博貴氏、伊藤大介氏を中心に、株式会社Zaif代表取締役社長の大島卓也氏、チューリンガム株式会社代表取締役の田中遼氏、そして各社の社員の力で事業具体化をトライ&エラーを続けた成果であるとクシムソフトでは考えているようだ。

一方で、田原氏についてクシムソフトは、技術者として優秀であることを認めるし、社内で生成AIに関する研修をしてもらうなど技術的な交流こそ多少あったが、ビジネスシナジーの具体化を議論したことがほぼないと述べている。また、田原氏のクシムに対する株主提案には、クシムソフトの今後について一切触れられておらず、人事に関する提案とその理由のみであり、田原氏がクシムソフトのビジネスに興味がないとクシムソフトでは考えているようだ。さらに、クシムソフトのビジネスに興味がない田原氏がクシムの経営権を掌握したことを想像した際、クシムソフト社員と顧客が今まで同様のビジネスをできなくなると不安になると考えており、そのような株主提案をする田原氏に経営の舵取りを任せられないとしている。

《NH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.