<マ-ケット日報> 2024年12月26日
26日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比437円高の3万9568円だった。昨日の欧米市場はクリスマスのため休場だった。外部からの材料がない状態でこの日はスタートしたが、円相場が対ドルでやや安めに推移していることや、クリスマス明けの米国株の上昇期待などからじわじわと上げ幅を広げる展開となった。また、12月決算銘柄の配当や優待の権利取り最終日とあって個人の買いが引き続き入っていることもプラスに働いている。昨日の東証プライム市場の売買代金が本年最低記録となるなど主要投資家不在の状況で、先物に仕掛け的な買いが入り指数を上ブレさせた面もあるようだ。今年の相場も残すところあと2日のみ。年末年始の休みが今回はやや長めでその間に海外情勢次第で大きく指数が動く可能性がある。そんな状況にありながらも来年に向けた先高期待が本日の相場に表れてもいるようだ。
チャート面では日経平均が引き続き25日、75日、200日全ての移動平均線上にあって安定基調は継続。売り崩される心配は新規の悪材料が出ない限りないだろう。トピックスも同様の動きで年末から来年始めにかけてもしばらくは下方向より上方向に振れやすいチャートの形となっている。個別ではトヨタ、ホンダ、日産など自動車株が大幅高。一方、サイバー攻撃を受けて運航に支障をきたしているJALが7日続落となっている。(ストック・データバンク 編集部)