NY株式:NYダウは28.77ドル高、祝日明けで動意乏しい

市況
2024年12月27日 6時39分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は28.77ドル高の43,325.80ドル、ナスダックは10.77ポイント安の20,020.36で取引を終了した。

失業保険申請件数の予想外の減少で、長期金利上昇を嫌気した売りに、寄り付き後、下落。クリスマス祝日明けで動意乏しい中、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、まちまちで終了。セクター別では不動産管理・開発や半導体・同製造装置が上昇、自動車・自動車普請が下落した。

コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はバリスタが加入する労働組合が5日間にわたったストライキを終了したことが好感され、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は電気自動車メーカーの最高経営責任者(CEO)で、トランプ次期政権の政府効率化省(DOGE)を率いるマスク氏が新CEOがより良い軌道に導くだろうと同社の業績の先行きに楽観的見通しを示したことなどが好感され、上昇。

管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)はアナリストが株価が歴史的にも非常に魅力的な水準だと投資判断を引き上げ、上昇した。ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)はミーム株ブームの仕掛け人とされるキース・ギル氏のソーシャルメディアでの投稿を受け、買われた。企業向け分析ソフトウエア会社で、ビットコイン保有率が高いマイクロストラテジー(MSTR)はビットコイン価格の下落に連れ、売られた。

ロシアはウクライナでの即時停戦に向けたトランプ次期大統領の呼びかけを拒否も、長期的な和平合意に向けた交渉には応じる構えを示したと報じられた。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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