東証グロース市場250指数先物見通し:動意薄も底堅く推移か
本日の東証グロース市場250指数先物は、動意薄ながらも底堅い推移を見込む。前日26日の米国市場のダウ平均は28.77ドル高の43,325.80ドル、ナスダックは10.77pt安の20,020.36ptで取引を終了した。失業保険申請件数の予想外の減少で、長期金利上昇を嫌気した売りに、寄り付き後、下落。クリスマス祝日明けで動意乏しい中、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、まちまちで終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、動意薄ながらも底堅い推移を見込む。米国株は高安まちまちも、米金利の低下や円安など、外部環境は悪くない。一方で、年末で動意薄となる可能性も高く、高値圏では手仕舞い売りも予想される。本日上場のビースタイル<302A>は想定時価総額28.7億円で全体の需給に対する影響は限定的と思われる。朝方発表される11月の鉱工業生産指数や小売売上高などに留意したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比1pt安の630ptで終えている。上値のメドは640pt、下値のメドは625ptとする。
《SK》