科研薬がカイ気配スタート、米ジョンソン&ジョンソンとアトピー新薬候補でライセンス契約し今期中に3000万ドル受領
科研製薬<4521>がカイ気配スタートで大幅高。関節機能改善剤や爪白癬治療薬など皮膚・整形外科領域で強みを持つ旧リケングループの名門だが、グローバル展開に傾注し足もとの業績も絶好調に推移している。26日取引終了後に、米ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とアトピー性皮膚炎などに対する新薬候補として開発中のSTAT6阻害剤に関するライセンス契約を締結したことを発表。今期中に契約一時金3000万ドルを受領するほか、今後の開発の進捗および売上高目標の達成に応じて最大で12億1750万ドルのマイルストーン収入、ロイヤリティを受け取る可能性がある(受け取る権利を有する)ことを開示した。これが足もとの株価を強く刺激する格好となった。