アジア株 韓国株1.5%安 政治不安再び、午後に大統領"代行"の弾劾案採決、可決されれば史上初
アジア株 韓国株1.5%安 政治不安再び、午後に大統領"代行"の弾劾案採決、可決されれば史上初
東京時間11:13現在
香港ハンセン指数 20026.36(-71.93 -0.36%)
中国上海総合指数 3397.04(-1.04 -0.03%)
台湾加権指数 23243.30(-3.64 -0.02%)
韓国総合株価指数 2392.09(-37.58 -1.55%)
豪ASX200指数 8262.50(+41.64 +0.51%)
アジア株は高安まちまち。
クリスマス休暇明け豪州株は上昇スタート。休み中の米株高を好感しているものの、週末・年末を前に積極的な売買は手控えられている。
香港株と上海株は軟調。きょう発表された中国11月の工業企業利益は前年比-7.3%と4カ月連続の減少となり、9月末に打ち出された一連の支援策だけでは落ち込みを食い止められないことが示された。ただ、前回の-10.0%からは減少幅は縮小した。
韓国株は大幅安、1週間ぶり安値をつけている。政治混乱の長期化が懸念されている。
今月14日に尹大統領が弾劾され、それ以降は韓首相が大統領の職務を代行しているが、国会は大統領"代行"の弾劾案をきょう採決する。もし可決されれば韓国で代行が弾劾されるのは史上初。大統領が弾劾されてから2週間も経たないうちに弾劾されることになり、韓国政治がますます混乱に陥る恐れがある。
財政相は弾劾動議を再考するよう求めている。国家非常事態における管制塔の不在は韓国の安全保障、経済、対外的信頼などに深刻な影響を及ぼすと指摘。為替市場では韓国ウォンは対ドルで急落、2009年以来の安値をつけている。