ダウ先物は下落 本日も下げて始まりそうな雰囲気 戻すか注目=米国株

市況
2024年12月27日 22時43分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:32)(日本時間22:32)

ダウ先物 43530(-172.00 -0.39%)

S&P500 6070.25(-25.00 -0.41%)

ナスダック100先物 21914.00(-94.00 -0.43%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100は下落しており、本日も下げて始まりそうだ。クリスマス休暇は明けているが、年末を控えた様子見ムードの市場参加者もまだ多いようだ。

今週の取引は商いこそ低調であったものの、投資家はサンタクロース・ラリーへの期待に後押しされて、米株式市場は底堅く推移している。サンタクロース・ラリーは年末の5営業日と1月の最初の2営業日に市場が上昇する傾向があることを指している。そのような中、本日も米株式市場は下げて始まりそうだが、前日のように後半にかけて下げを取り戻す展開になるか注目される。

米国は激しい選挙戦や異常な市場力学を乗り越え、2024年を年初来の大幅高で終えたことで、全体が安堵の溜息をついている。そのような中、2025年も堅調な値動きを期待している向きが圧倒的に多い。

静かな市場の中で、米国債利回り上昇が若干目立っている。一部からは「これはトランプ大統領就任式とインフレへの影響を誰もが予想していることを示している」との声が聞かれた。特に関税引き上げや、FRBが以前よりも利下げに慎重な兆候を見せていることから、今月に入って利回りの上昇が目立っている。

それ以外の動きは、ショートカバーや利益確定売りなどテクニカル的なものが中心で、この時期に典型的に見られる大きなトレンドは見られていないという。

ただ、今年の米株式市場はAIブームに始まり、米経済の意外なほどの力強さと、AI進歩に対する楽観的な見通しにより、S&P500は1997年以来、最大の年間上昇率を記録しそうな気配だ。

ネットフリックス<NFLX>が時間外で軟調。同社の人気ドラマ、韓国の「イカゲーム」のシーズン2が26日に配信が開始され、完全な期待外れとの評価が広がっている。韓国の株式市場でイカゲーム関連の銘柄が軒並み下落しており、同社株も圧迫されているようだ。

メディア企業のアリーナ・グループ<AREN>が時間外で大幅高。同社が提出した上場継続基準の準拠回復の計画がニューヨーク証券取引所(NYSE)から受理されたとの通知を受けたと発表した。

グリッド・ダイナミックス<GDYN>が時間外で上昇。S&Pダウジョーンズが同社をS&P小型株600の構成銘柄の採用すると発表した。1月2日の取引開始前に実施される。

バイオ医薬品のビラクタ・セラピューティクス<VIRX>が時間外で大幅安。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。目標株価は0.25ドル。

(NY時間08:42)(日本時間22:42)時間外

ネットフリックス<NFLX> 917.50(-6.64 -0.72%)

グリッド・ダイナミックス<GDYN> 22.81(+1.74 +8.26%)

アリーナ<AREN> 1.59(+0.17 +11.97%)

ビラクタ<VIRX> 0.22(-0.01 -5.91%)

アップル<AAPL> 258.75(-0.27 -0.10%)

マイクロソフト<MSFT> 437.05(-1.06 -0.24%)

アマゾン<AMZN> 225.73(-1.32 -0.58%)

アルファベット<GOOG> 196.25(-0.85 -0.43%)

テスラ<TSLA> 450.68(-3.45 -0.76%)

メタ<META> 600.75(-2.60 -0.43%)

エヌビディア<NVDA> 139.12(-0.81 -0.58%)

AMD<AMD> 124.67(-0.39 -0.31%)

イーライリリー<LLY> 793.41(-0.73 -0.09%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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