東証グロース市場250指数先物見通し:売り優勢も下値は限定的か

市況
2024年12月30日 8時05分

本日の東証グロース市場250指数先物は、売り優勢も下値は限定的と予想する。先週末の米国市場のダウ平均は333.59ドル安の42,992.21ドル、ナスダックは298.33pt安の19,722.03ptで取引を終了した。年末に向けた利益確定売りに、寄り付き後、下落。年末年始の祝日を控え、参加者が限定的となる中、中国の指標が冴えず、さらにドイツや韓国などの政局不安も一部投資家心理に影響を与えたと見られ、続落した。新年度のリバランスに向け、特にハイテクが売られ、相場全体を一段と押し下げ、終日軟調に推移。終盤にかけ、下げ幅を縮小した。本日の東証グロース市場250指数先物は、売り優勢も下値は限定的と予想する。実質新年入りした27日には新年受け渡しによる買いが観測されたものの、それらの動きが一巡したことで、ポジション調整や利益確定売り機運が高まりそうだ。一方で、個人投資家を中心にグロース市場への資金流入も見込まれるため、下値は限定的と思われ、25日移動平均線の位置する625pt処では押し目買い意欲も高まるだろう。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比6pt安の633ptで終えている。上値のメドは640pt、下値のメドは625ptとする。

《SK》

提供:フィスコ

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