ダウ先物は361ドル安 サンタクロース・ラリーへの期待後退 IT・ハイテク株に売り=米国株

市況
2024年12月30日 22時46分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:33)(日本時間22:33)

ダウ先物 42983(-361.00 -0.83%)

S&P500 5965.25(-61.75 -1.02%)

ナスダック100先物 21450.25(-248.25 -1.14%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100は下落しており、本日も下落して始まりそうだ。特にマグニフィセント7を始めとした大手IT・ハイテク株が本日も時間外で利益確定売りに押されている。

投資家は年末年始にかけて株高が続く、いわゆるサンタクロース・ラリーを期待していた。しかし、金曜日の株価指数が下落したことで、その期待に懸念が高まっているようだ。

一部からは「とうに遅過ぎたことだと思っている。1月に入れば、さらに勢いは弱まるだろう。前月はごく一部の銘柄に非常に大きな勢いがあった」と語った。

マグニフィセント7は今年のS&P500を25%上昇させたが、一方で株高が少数の銘柄に集中し過ぎているという懸念も一部で生じている。それでもこの上昇相場が終焉を迎えると予想する者はほとんどおらず、大半のストラテジストが来年のS&P500の下落を予想していない。

ファンドマネジャーからは「このような局面では動かないのが一番。米国は依然として注目の的で、成長株は引き続き好調で、業績予測も良好で楽観視する理由はある」との指摘も出ていた。

今週は主な経済指標の発表も少なく、水曜日は年始で休場となる。

ボーイング<BA>が時間外で下落。29日午前に韓国で発生した過去最悪の旅客機事故を受けて同社株が下落。済州(チェジュ)航空が運航するボーイング737-800機は29日午前、韓国南西部の務安国際空港に胴体着陸して滑走路の壁に激突し、炎上した。乗客・乗員181人のうち179人が死亡した。

経営難に陥っているバイオ医薬品のビンセルクス・ファーマ<VINC>が時間外で急伸。先週末引け後に非公開企業のオコリー社との合併で合意したと発表した。

バイオ医薬品のセルサイ<CVM>が時間外で急落。1株0.31ドル、1610万株の増資計画を発表した。

マリナス・ファーマ<MRNS>が時間外で急伸。スウェーデンのイメディカファーマが同社を買収することで合意した。

プレシゲン<PGEN>が時間外で大幅高。再発呼吸器乳頭腫症の成人患者向け治療薬「PRGN-2012」の生物製剤認可申請(BLA)のFDAへのローリング申請を完了したと発表した。

(NY時間08:43)(日本時間22:43)時間外

ボーイング<BA> 174.10(-6.62 -3.66%)

ビンセルクス<VINC> 0.30(+0.10 +52.47%)

セルサイ<CVM> 0.41(-0.19 -31.38%)

マリナス・ファーマ<MRNS> 0.53(+0.16 +43.24%)

プレシゲン<PGEN> 0.82(+0.09 +12.90%)

アップル<AAPL> 252.54(-3.05 -1.19%)

マイクロソフト<MSFT> 426.24(-4.29 -1.00%)

アマゾン<AMZN> 220.69(-3.06 -1.37%)

アルファベット<GOOG> 191.03(-3.01 -1.55%)

テスラ<TSLA> 420.20(-11.46 -2.65%)

メタ<META> 591.24(-8.57 -1.43%)

エヌビディア<NVDA> 134.24(-2.77 -2.02%)

AMD<AMD> 123.98(-1.21 -0.97%)

イーライリリー<LLY> 777.29(-5.88 -0.75%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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