アクサムが大幅安　臨床試験で主要評価項目の有意な結果を示せず＝米国株個別

（NY時間11:06）（日本時間01:06）

アクサム<AXSM>　77.17（-9.54　-11.00%）

バイオ医薬品のアクサム・セラピューティクス<AXSM>が大幅安。アルツハイマー病による興奮状態を対象とした「ＡＸＳ－０５」のアドバンス２の臨床試験（第３フェーズ）で、主要評価項目において有意な結果が示されなかったと発表した。

一方、コーエン・マンスフィールド興奮行動評価尺度（ＣＭＡＩ）の合計スコアで評価した興奮状態の再発までの時間は、プラセボと比較して有意に遅らせるという主要評価項目は達成したと発表。さらに、アルツハイマー病重症度評価尺度（ＣＧＩ－Ｓ）で評価したアルツハイマー病の重症度全般の悪化をプラセボと比較して抑制したとも発表している。２０２５年下半期にＦＤＡに新薬承認申請を提出する予定だとしている。

【企業概要】

中枢神経系疾患を対象とした新規治療薬の開発・提供に従事するバイオ医薬品会社。大うつ病性障害や、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者における過度の日中の眠気を対象とした治療薬を提供するほか、アルツハイマー病・うつ病などの治療薬の臨床試験を進める。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース