ダウ先物は反発 IT・ハイテク株に買い戻し 好調な滑り出しで始まりそう=米国株

市況
2025年1月2日 22時45分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:30)(日本時間22:30)

ダウ先物 43149(+276.00 +0.64%)

S&P500 5977.50(+41.75 +0.70%)

ナスダック100先物 21416.50(+190.00 +0.90%)

米株価指数先物市場、本日から2025年相場が開始するが、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇しており、好調な滑り出しで取引が始まりそうだ。特に時間外で、アップル<AAPL>を除くマグニフィセント7を始めとしたIT・ハイテク株が買い戻されており、ナスダック100は上昇している。

今年の相場を占う上で市場は、サンタクロース・ラリーが上昇で終われるか注目している。それは年末の5営業日と年初の2営業日の動向をさすが、S&P500は年末までの続落で、上記期間はいまのところ1.5%の下落となっている。きょう、明日で取り返すことができるか注目される。

一部からは「休暇明けで投資家が戻ってくるため、市場は上昇傾向になると期待している。投資家は昨年末の下落を買いの好機と捉えるかもしれない」との声も聞かれる。市場では米経済への信頼感とインフレ見通しを背景に、2025年も概ね楽観的な見方をしている向きが多い。

ただ、S&P500は2年連続で20%を超える上昇を記録したが、利下げとAIに対する期待が押し上げた。しかし、この上昇相場がいつまで続くのかについては疑問の声も根強い。年末の弱含みを受けて、一部の投資家は警戒感を強めており、2025年は調整局面が訪れるのではと警戒する者もいる。「年末年始のこの時期に株価が上昇しなければ、弱気相場になる傾向がある」とのコメントも聞かれた。

バイオ医薬品のニューモラ・セラピューティクス<NMRA>が時間外で急落。大うつ病治験薬「ナバカプラント」の臨床試験(第3フェーズ)KOASTAL-1で、主要評価項目または主要副次評価項目の両方において、有意な改善が見られなかったと発表した。

クリエイターのアプリ開発支援ソフトを手掛けるユニティ・ソフトウエア<U>が時間外で大幅高。火曜日の引け後に132万株、2970万ドル相当のブロック取引が成立したことが材料視されている。

ゴルフ用品のトップゴルフ・キャロウェイ・ブランズ<MODG>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を13ドルに設定した。

(NY時間08:40)(日本時間22:40)時間外

ニューモラ<NMRA> 1.72(-8.88 -83.77%)

ユニティ・ソフトウエア<U> 25.77(+3.30 +14.69%)

トップゴルフ・キャロウェイ<MODG> 8.46(+0.60 +7.63%)

アップル<AAPL> 250.38(-0.04 -0.02%)

マイクロソフト<MSFT> 426.30(+4.80 +1.14%)

アマゾン<AMZN> 222.69(+3.30 +1.50%)

アルファベット<GOOG> 192.29(+1.85 +0.97%)

テスラ<TSLA> 408.55(+4.71 +1.17%)

メタ<META> 593.08(+7.57 +1.29%)

エヌビディア<NVDA> 136.42(+2.13 +1.59%)

AMD<AMD> 122.52(+1.73 +1.43%)

イーライリリー<LLY> 779.04(+7.04 +0.91%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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