シティとバンカメもＮＺＢＡから脱退＝米国株個別

（NY時間10:10）（日本時間00:10）

シティグループ<C>　71.02（+0.63　+0.90%）

バンカメ<BAC>　44.44（+0.49　+1.11%）

シティグループ<C>とバンカメ<BAC>が年末年始に、気候変動対策を目的とした国際的な銀行グループから脱退すると発表した。ウォール街ではすでにゴールドマン<GS>とウェルズファーゴ<WFC>が脱退しており、離脱の動きが相次いでいる。

シティは１日付の発表で「温室効果ガスの実質ゼロ排出の達成に引き続き取り組むものの、銀行業界の主要気候変動対策グループであるネットゼロ・バンキング・アライアンス（ＮＺＢＡ）から脱退する」と述べた。同アライアンスは各銀行が自らの投融資ポートフォリオを、２０５０年までに温室効果ガス実質ゼロ排出にするイニシアティブ。

バンカメも３１日にＮＺＢＡからの脱退を表明。温室効果ガス排出削減について、顧客と共に引き続き取り組んでいくと付け加えた。

米大手金融機関は、炭素排出量削減を支援する業界団体と距離を置くよう、米共和党議員から強い圧力を受けている。その影響が今回の決定に反映されたものと考えられている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース