NY株式:NYダウは151ドル安、長期金利の上昇が重し

市況
2025年1月3日 7時37分

米国株式市場は続落。ダウ平均は151.95ドル安の42,392.27ドル、ナスダックは30ポイント安の19,280.79で取引を終了した。

新年度入りで新規投資期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、アップルやテスラの下落が重しとなり、売りに転じた。また、良好な国内の雇用関連指標を受け、利下げ減速観測に長期金利上昇を警戒した売りも加速し、続落。半導体のエヌビディアの上昇が相場の下支えとなったほか、金利が伸び悩むと終盤にかけて、下げ幅を縮小し、終了した。セクタ―別では、半導体・同製造装置、エネルギーが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。

配車サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)、クルーズ船を運営するノルウエ―ジャン・クルーズライン(NCLH)、ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はアナリストの買い推奨で、それぞれ上昇した。配車サービスのリフト(LYFT)は一部のレポートでオンライン小売、アマゾン(AMZN)の買収対象になる可能性が指摘され、期待感に買われた。

携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストがアイフォーンの11月の売り上げが減少した可能性を警告したほか、競争激化を背景とした中国でのスマートフォーン割引計画が嫌気され、下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は第4四半期販売台数が予想を下回り、24年通年での年間販売台数が10年ぶり減少したことに失望し、売られた。オンラインの中古車販売プラットフォーム運営するカーバナ(CVNA)は空売り投資家のヒンデンブルグリサーチが同社株を売り持ちにしたことを明らかにし、下落。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は19.53と、20近くまで上昇した。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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