米国株見通し:底堅い値動きか、ISM製造業指数を注視

市況
2025年1月3日 13時43分

(13時30分現在)

S&P500先物      5,928.75(+12.25)

ナスダック100先物  21,238.25(+70.75)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は69ドル高。米金利は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

2日の主要3指数は続落。終盤の下げ幅縮小もナスダックとS&Pは5日連続で、ダウは151ドル安の42392ドルと4日連続でそれぞれ値を下げた。序盤から長期金利の上昇を受けアマゾンやテスラといった主力ハイテクが売り込まれ、相場を圧迫する場面があった。ただ、この日発表された経済指標で新規失業保険申請件数が強い内容となったほか、製造業PMIは上方修正され国内の景況感の回復を好感した買いが相場を支えた。

本日は底堅い値動きか。手がかりが乏しいなか、薄商いで方向感を欠く展開。年末年始にかけて主力株を中心に利益確定や持ち高調整の売りが優勢となったが、自律反発狙いの買いが入りやすい。今晩発表のISM製造業景況感指数は景気の好不況の境目である50を下回るものの、想定通り前回を下回れば景況感の悪化が嫌気される。逆に改善すれば買い材料になりやすい。もっとも、新規の買いは週明け以降となり上昇は限定的とみる。

《TY》

提供:フィスコ

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