NY債券:米長期債相場は弱含み、12月ISM製造業景況指数の改善が意識される

市況
2025年1月4日 9時18分

3日の米国長期債相場は弱含み。米供給管理協会(ISM)がこの日発表した2024年12月の製造業景況指数は49.3で11月実績の48.4を上回ったことが要因。先行指標となる新規受注指数は52.5で11月の50.4から上昇。価格指数は52.5で11月の50.3から上昇。

供給業者の納入を示す指数は50.1で11月の48.7を上回った。50を超えており、納入が遅くなっていることが示された。イールドカーブはまちまちの動き。

CMEのFedWatchツールによると、3日時点で2025年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は89%程度。3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.00-4.25%以下となる確率は47%程度。10年債利回りは4.559%近辺で取引を開始し、一時4.533%近辺まで低下したが、4.600%近辺まで反発し、米国市場の取引終了時点にかけて4.598%近辺で推移。

イールドカーブはまちまちの動き。2年-10年は32.10bp近辺、2-30年は53.70bp近辺で引けた。2年債利回りは4.28%(前日比:+4bp)、10年債利回りは4.60%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.81%(前日比:+3bp)で取引を終えた。

《MK》

提供:フィスコ

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