概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、外国人の売り越しが指数の足かせ

市況
2025年1月6日 9時54分

【ブラジル】ボベスパ指数 118532.68 -1.33%

3日のブラジル株式市場は下落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1592.71 ポイント安(-1.33%)の118532.68で引けた。日中の取引レンジは118,403.56-120,355.51となった。

横ばいで寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、米長期金利の上昇も警戒された。一方、中国当局が金融緩和に踏み切るとの観測が指数をサポートした。

【ロシア】

休場

【インド】SENSEX指数 79223.11 -0.90%

3日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比720.60ポイント安(-0.90%)の79223.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同183.90ポイント安(-0.76%)の24004.75で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。外国人の売り越しが指数の足かせとなった。また、利下げ時期が通貨ルピー安の進行で先送りされるとの観測も嫌気された。

【中国本土】上海総合指数 3211.43 -1.57%

3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比51.13ポイント安(-1.57%)の3211.43ポイントと3日続落した。昨年10月17日以来、約2カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

前日までの軟調地合いを次ぐ流れ。中国景況感の悪化や、米長期金利の上昇などが嫌気されている。2日に報告された2024年12月の財新中国製造業PMI(民間集計)は50.5となり、予想(51.7)外に前月(51.5)から低下した。また、3日の中国債券市場で中国10年国債利回りが初めて1.6%を下回る中(債券価格は上昇)、株式市場の低迷で投資家が安全資産としての債券にシフトしたとの見方も出ている。前日に急落した反動で自律反発狙いの買いが先行したものの、上昇の勢いは弱く、指数は程なくマイナスに転じ、引けにかけて下げ幅を広げた。

《CS》

提供:フィスコ

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