このあと11月の米求人件数 前回とほぼ変わらずが見込まれる
*米求人件数(11月)0:00
予想 774.0万人 前回 774.4万人
このあと日本時間0時に11月の米求人件数が発表される。コンセンサス予想では774万人と前回とほぼ変わらずの水準が見込まれている。求人数は9月に急速に減少した後、10月に一部回復し、11月には小幅に増加したと考えられる。しかし、失業率の上昇と失業期間の長期化に反映されているように、労働市場は依然として冷え込みの傾向にあり、11月の求人倍率は低下した可能性が高いとも見られているようだ。
専門職およびビジネスサービス、医療サービス、レジャーおよびホスピタリティの分野では、求人数が引き続き最も多い状態が続くと考えられる。ただ、高度なスキルを要する人材の需要が持続しても、有資格者の確保が困難なため、必ずしも雇用増に繋がるわけではない。
10月に2.1%を記録した離職率は2.0%への低下が予想されている。労働者は新しい仕事を探すための退職を躊躇っていると引き続き考えられているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース