ダウ先物は上下動 本日もトランプ絡みのニュースが市場を賑わす=米国株

市況
2025年1月8日 22時42分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:25)(日本時間22:25)

ダウ先物 42801(-2.00 0.00%)

S&P500 5955.50(+1.25 +0.02%)

ナスダック100先物 21366.25(+6.50 +0.03%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上下動している。本日もトランプ絡みのニュースが取引開始前の米株式市場を賑わせており、トランプ氏が新関税政策で緊急宣言を検討していると伝わった。

トランプ氏は普遍的な関税を課すための法的根拠を得るために、国家経済緊急事態を宣言することで、国際経済緊急権限法を利用して新たな関税プログラムを立ち上げることができるようになるという。

また、本日も米国債利回りが上昇していることが引き続き米株式市場を圧迫。利回り上昇は株式の魅力を損ない、割高な株式に圧力をかける。エコノミストからは「10年債利回りが5%を上回るれば、リスク資産の比較的大きな調整が容易に起こり得る」との指摘も出ている。

FRBの利下げへの期待はさらに後退しており、3月までに利下げが行われる確率を35%程度で織り込んでいる。年初の58%からさらに低下。なお、本日は午後に12月開催分のFOMC議事録が公表され、市場も注目しそうだ。

ただ、株価指数先物は一旦売りが広がったものの、下げを戻している。先ほど発表の12月のADP雇用統計は予想を下回った一方、米新規失業保険申請件数は予想を下回り、雇用の底堅さを示した。

量子コンピューティング関連株が時間外で急落。エヌビディア<NVDA>のフアンCEOがアナリストとの会見で、量子コンピューターの実用化はまだ数十年先と発言したことが響いた。

バイオテクノロジーのサナ・バイオ<SANA>が急騰。1型糖尿病治療に関する研究で良好なデータを発表した。

卵生産のカルメイン・フーズ<CALM>が時間外で上昇。前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。

スポーツカジノのフラッター・エンターテインメント<FLUT>が時間外で下落。前日引け後に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、24年度通期の売上高およびEBITDAの見通しを下方修正した。

イーベイ<EBAY>が上昇。メタ<META>は7億9800万ユーロの罰金が科されたEUの独占禁止命令に従うために、競合するイーベイの分類広告リストをフェイスブック・マーケットプレイス上に掲載することを提案した。

(NY時間08:35)(日本時間22:35)時間外

Dウェーブ<QBTS> 6.82(-2.73 -28.59%)

イオンQ<IONQ> 40.82(-8.77 -17.69%)

クアンタム・コンピューティング<QUBT> 12.82(-4.67 -26.70%)

リゲッティ<RGTI> 13.52(-4.87 -26.48%)

サナ・バイオ<SANA> 5.72(+4.07 +246.67%)

カルメイン・フーズ<CALM> 108.50(+4.82 +4.65%)

フラッター<FLUT> 246.47(-5.39 -2.14%)

イーベイ<EBAY> 67.32(+4.15 +6.57%)

アップル<AAPL> 241.51(-0.70 -0.29%)

マイクロソフト<MSFT> 423.38(+1.01 +0.24%)

アマゾン<AMZN> 221.60(-0.51 -0.23%)

アルファベット<GOOG> 193.59(-3.12 -1.59%)

テスラ<TSLA> 390.83(-3.53 -0.90%)

メタ<META> 617.87(-0.02 0.00%)

エヌビディア<NVDA> 141.35(+1.21 +0.86%)

AMD<AMD> 124.70(-2.63 -2.07%)

イーライリリー<LLY> 770.50(-2.79 -0.36%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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