FRBは関税によるインフレ上昇に辛抱強くいる可能性

注目
2025年1月9日 1時33分

今年に入って米国を始め、英国でも国債の売りが続いており、利回りの上昇が続いている。ソブリン危機ではないとの指摘も出ているが、1月20日からのトランプ政権誕生によるインフレ再燃への懸念が年始の市場を覆っているようだ。

トランプ政権による積極的な関税政策はさらなるインフレにつながる可能性があるが、それは長引くインフレスパイラルというよりも、一時的な物価上昇に留まることを経済モデルは示唆しているとの指摘がエコノミストから出ている。

特に労働市場が引き続き減速している場合、それはFRBが関税によるインフレに辛抱強くいることを説得する可能性があるという。

一方、同エコノミストは今年3回の米利下げという基本シナリオを描いているが、関税への報復合戦がエスカレートし、貿易戦争が長期化した場合はその限りではなく、FRBはインフレの影響をより深刻に受け止める可能性があるとも警告している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.