前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2025年1月9日 5時20分

■リベルタ <4935>  5,390円 (-1,000円、-15.7%) ストップ安

リベルタ <4935> [東証S]がストップ安。同社は美容やトイレタリー、機能衣料商品などの企画販売を手掛けるファブレスメーカー。冷感ウェアブランド「FREEZE TECH(フリーズテック)」の販売拡大期待を背景に足もと同社株は人気化し、直近まで株価を6倍以上に膨らませていた。8日は短期急騰の反動で一気に売りが噴出する格好となった。

■アダストリア <2685>  3,250円 (-245円、-7.0%)

東証プライムの下落率2位。アダストリア <2685> [東証P]が急反落。7日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比1.4%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、11月の同8.9%増から伸び率が鈍化しており、これが嫌気されたようだ。気温の低下に伴い冬物衣料の販売が進捗し、アイテム別ではニットや防寒アウターが人気となったほか、服飾雑貨ではブーツやストール、生活雑貨ではホリデーシーズンアイテムやブランケットが好調だった。なお、前年に比べて休日が1日少なかった影響は年末年始期間のため軽微だったという。

■丹青社 <9743>  920円 (-59円、-6.0%)

東証プライムの下落率3位。丹青社 <9743> [東証P]が3日続急落。7日の取引終了後、取引金融機関による303万6900株の株式の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限45万5500株の売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いたようだ。売出価格は1月15日から20日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の5営業日後。株式売り出しによる浮動株比率を高め、株主層を拡大することを通じて、中長期的な企業価値の向上を目指すとしている。

■マクドナルド <2702>  5,900円 (-310円、-5.0%)

日本マクドナルドホールディングス <2702> [東証S]が続急落。同社は7日の取引終了後、昨年12月の月次動向を開示した。既存店売上高は前年同月比0.4%減と、5ヵ月ぶりの前年割れとなった。既存店ベースで客数は同0.1%減、客単価は同0.3%減となった。同社の過去の月次動向において、既存店の売上高と客数、客単価が全て減少したのは2015年11月が最後となる。月次実績を嫌気した売りが出たようだ。昨年7月はシステム障害が発生し、一部店舗で営業を停止した影響が出た。15年の既存店の業績は、24時間営業店を減少させた影響などが出たとみられている。昨年12月の全店売上高は前年同月比1.1%増と、5ヵ月連続で前年を上回ったものの、伸び率は11月の13.5%から鈍化した。

■薬王堂HD <7679>  1,975円 (-102円、-4.9%)

薬王堂ホールディングス <7679> [東証P]が3日ぶり大幅反落。同社は7日の取引終了後、25年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.2%増の1145億3400万円、経常利益は同3.8%減の48億200万円、最終利益は同0.7%増の33億7600万円となった。直近3ヵ月間の9-11月期では増収となった一方、経常利益と最終利益は4%減となった。同社株は決算発表前の前日まで堅調な値動きを示していたが、ポジティブ・サプライズ感の乏しい決算内容を受けて、目先の利益を確定する目的の売りが出たようだ。同社は12月度の月次速報も同時に開示した。既存店売上高は前年同月比5.3%増と増収基調を継続した。

※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.