外為サマリー:一時157円90銭台に軟化、リスク回避目的のドル売り・円買い優勢
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=158円00銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭弱のドル安・円高となっている。
9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=158円14銭前後と前日に比べて20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米長期金利の上昇一服を受けて157円50銭台まで軟化する場面があったものの、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで追加利下げに慎重な考えを示したことがドルを下支えした。
この日の東京市場のドル円相場は、米12月雇用統計の発表を今晩に控えて模様眺めムードが強いなかでスタートした。ただ、日経平均株価が続落して始まると徐々にリスク回避的なドル売り・円買いが優勢となり、午前9時50分すぎには一時157円90銭台に軟化した。一方、9日発表の11月のユーロ圏小売売上高が市場予想を下回ったことなどからユーロも対円で軟調な動きとなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0295ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円68銭前後と同10銭弱のユーロ安・円高で推移している。