デルタ航空が決算受け上昇 国際線および法人増加で予想以上の伸び=米国株個別
(NY時間09:34)(日本時間23:34)
デルタ航空<DAL> 66.21(+4.79 +7.80%)
デルタ航空<DAL>が上昇。取引開始前に10-12月期(第4四半期)決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。国際線および法人の増加により、旅客輸送が予想以上に伸びた。
同社は来年も引き続き需要が堅調に推移すると見込んでおり、第1四半期の売上高および1株利益は予想を上回る見通しを示した。バスティアンCEOは「2025年の需給バランスは自身がこれまで記憶している限りで最も良好だ」と述べた。同CEOはまた、テクノロジーおよび金融サービス企業が主導する法人向け旅行販売の10%増を指摘。
今回の明るい見通しは、航空会社が国内市場での拡大を減速させた後、運賃上昇と、冬の間の国際線への需要が堅調なことを反映している。
同社はプレミアム商品やサービスへの積極的な投資を継続する計画で、その理由の1つとして、他のどの世代よりも航空旅行に多くのお金を使っているミレニアル世代にアピールするためだと述べている。2025年に同社が追加する座席の約85%はプレミアム席となる予定。
同社はまた、来月には14億ドルの利益を従業員に分配すると発表した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.85ドル(予想:1.76ドル)
・売上高:144.4億ドル 5.7%増(予想:141.6億ドル)
旅客:128.2億ドル(予想:126.2億ドル)
貨物:2.49億ドル(予想:2.043億ドル)
・旅客積載率:84.0%(予想:84.7%)
・有効座席マイル(ASM):720.4億マイル(予想:711.2億マイル)
・有償旅客マイル(RPM):603.9億マイル(予想:602.7億マイル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.70~1.00ドル(予想:0.76ドル) ・売上高:7~9%増(予想:5.7%増)
・営業利益率:6~8%増
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):7.35ドル以上(予想:7.45ドル)
・FCF:40億ドルを相当程度上回ると予想
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース