コンステレーションが決算受け大幅安 ビールを含む全製品で痛手=米国株個別

材料
2025年1月11日 3時17分

(NY時間13:17)(日本時間03:17)

コンステレーション・ブランズ<STZ> 183.06(-36.22 -16.52%)

コロナビールなどアルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が大幅安。取引開始前に9-11月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益の見通しを下方修正したほか、売上高についても下方修正している。

アナリストは「同社にとっては稀なケースだが、ビールを含む全製品で痛手となった」と述べている。この決算で投資家には多くの疑問が残ったという。

ビール低迷の根本的な要因は何であり、12月にかけて販売量はどのように推移したのかという疑問。そして、カリフォルニアの山火事による悪影響がガイダンス変更に反映されているのか。同社は関税リスクをどのように考えているのかも疑問として残ると指摘している。

(9-11月・第3四半期)

・1株利益:3.25ドル(予想:3.31ドル)

・売上高:24.6億ドル 0.3%減(予想:25.4億ドル)

ビール:20.3億ドル(予想:20.7億ドル)

ワイン・スピリッツ:4.31億ドル(予想:4.71億ドル)

・ビール出荷量:1.6%増(予想:3.7%増)

・ワイン・スピリッツ出荷量:16.4%減(予想:5.6%減)

・ビール在庫調整量:3.2%増(予想:4.3%増)

・ワイン・スピリッツ在庫調整量:4.3%減(予想:5.5%減)

(通期見通し)

・1株利益:13.40~13.80ドル(従来:13.60~13.80ドル)(予想:13.71ドル)

・売上高:2~5%増(従来:4~6%増)

ビール:4~7%増(従来:6~8%増)

ワイン・スピリッツ:5~8%減(従来:4~6%減)

・営業利益:6~9%増(従来:8~9%増)

・FCF:16~18億ドル(従来:14~15億ドル、予想:16.4億ドル)

【企業概要】

ニューヨークに本社を置く、約40施設を有し、ブランドポートフォリオには「ロバート・モンダヴィ」や「フランシスカン・エステート」など100以上があり、ビール、ワイン及び蒸留酒の生産・販売に注力するアルコール飲料会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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