今日の為替市場ポイント:米長期金利の高止まりを意識してドルは下げ渋る可能性

通貨
2025年1月13日 8時06分

10日のドル・円は、東京市場では157円94銭から158円45銭まで反発。欧米市場では158円87銭まで買われた後、一時157円23銭まで下落したが、157円74銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に157円台で推移か。米長期金利の高止まりを意識してドルは下げ渋る可能性がある。

報道によると、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は1月10日、「トランプ次期大統領の通商政策を巡る不確実性は高く、世界経済が直面する逆風に拍車をかけ、長期金利を上昇させているが、米経済は予想よりもかなり好調」、「インフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)の目標に近づきつつあり、労働市場の安定を示すデータもあることから、さらなる利下げに踏み切る前に新たなデータを待つ余裕がある」と指摘した。同氏は、「米国金利はかなり長い間高止まりする」との見方を示した。なお、10日に発表された12月米雇用統計は市場予想を上回る内容だったことから、市場参加者の間からは「米政策金利は長期間据え置きとなる可能性がある」との声が聞かれている。

《MK》

提供:フィスコ

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