金利上昇、IT大手にとっては逆に追い風との指摘も=米国株

注目
2025年1月14日 3時35分

米国債の動揺が米株式市場を不安に陥れているが、実際は、金利上昇は一部の企業、特にIT大手にとっては追い風となっており、業績見通しが堅調な中、金利上昇への懸念によるさらなる株価下落は限定的になるとの指摘が出ている。

利回り上昇は企業の将来の企業価値に対する割引現在価値を算出するための割引率を押し上げるため、評価モデルに影響を与える可能性はある。しかし、必ずしもバランスシートへの影響はそう単純明快ではないと指摘。S&P500に含まれる40社は過去12カ月間において支払利息を上回る多額の利息収入を得ているという。

重要なのはこの中にアマゾン<AMZN>、アルファベット<GOOG>、メタ<META>、エヌビディア<NVDA>、そしてテスラ<TSLA>といったマグニフィセント7も含まれている点だという。実際の金利変動による利益への影響もセクターによって異なり、これまでも一様ではなかったと述べている。

今週はインフレ指標の発表が控えているが、物価上昇への懸念が再び高まれば、株価の下落がさらに加速する可能性もある。しかし、ひとたび嵐が過ぎ去れば、潤沢なキャッシュと好調な企業業績を背景に、S&P500の下落は限定的に留まると述べている。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.