話題株ピックアップ【夕刊】(3):コメダ、吉野家HD、4℃ホールデ

注目
2025年1月14日 15時50分

■コメダホールディングス <3543>  2,664円  -84 円 (-3.1%)  本日終値

コメダホールディングス<3543>が7日続落。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年3~11月)連結決算は、売上高346億6500万円(前年同期比7.9%増)、営業利益66億9800万円(同1.2%増)と増収増益となったものの、9~11月期では営業利益は前年同期比2.4%減と減益となっており、足もとの業績悪化を嫌気した売りが出たようだ。コメダ珈琲店を国内を中心として新規に39店舗出店したことに加えて、4月の店頭メニュー価格の値上げや9月のFC加盟店に対する卸売価格の値上げなどの効果で売上高は伸長した。ただ、コーヒー豆などの主な原材料価格の高騰が響き、9~11月期は減益を余儀なくされた。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高454億6500万円(前期比5.2%増)、営業利益93億5000万円(同7.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■吉野家ホールディングス <9861>  2,872円  -64 円 (-2.2%)  本日終値

吉野家ホールディングス<9861>が4日続落。前週末10日取引終了後に発表した3~11月期連結決算は売上高が前年同期比9.3%増の1517億5100万円、最終利益が同23.2%減の33億3100万円だった。売上高は堅調に推移したが、人件費などのコスト上昇が利益面で重荷となった。減損損失を含む特別損失の計上も響いた。最終減益を嫌気した売りが出た。

■4℃ホールデ <8008>  1,863円  -9 円 (-0.5%)  本日終値

ヨンドシーホールディングス<8008>が4日続落。10日の取引終了後、25年2月期の連結業績予想について、営業利益を23億5000万円から21億円(前期比0.2%増)へ下方修正したことが嫌気された。昨年12月に子会社化した羅針の業績を第4四半期から取り込むことなどから、売上高は410億円から460億円(同16.6%増)へ上方修正したが、統合による費用などの計上を織り込むほか、ブランド事業でクリスマス商戦における男性客の売り上げが落ち込んだことなどから、利益を下方修正した。なお、同時に発表した第3四半期累計(24年3~11月)決算は、売上高291億9300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益11億5200万円(同13.8%減)だった。

■PR TIMES <3922>  2,089円  +347 円 (+19.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

PR TIMES<3922>は急伸。前週末10日取引終了後に3~11月期連結決算を発表。売上高が前年同期比18.7%増の59億8500万円、営業利益が同5.4%増の15億9600万円となり、これを好感した買いが入った。主力のプレスリリース配信サービスの利用企業社数が引き続き伸びた。また、SaaS型ビジネス向けツールの有料利用数も増加した。通期の増収増益見通しに変更はない。

■モビルス <4370>  381円  +60 円 (+18.7%) 一時ストップ高   本日終値

モビルス<4370>は一時ストップ高。前週末10日取引終了後に9~11月期単独決算を発表し、売上高は3億9500万円(前年同期比3.7%増)、営業損益が2200万円の赤字(前年同期1億円の赤字)だった。主要事業のSaaSサービスで案件が大型化したことが寄与した。営業赤字縮小を好感した買いを集めたようだ。

■エヌ・ピー・シー <6255>  976円  +150 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

エヌ・ピー・シー<6255>が急騰。太陽電池製造装置を主に米国で展開するが、米国での新工場建設に絡む需要や新製品開発用途などの受注が高水準で収益に大きく貢献している。同社が10日取引終了後に発表した25年8月期第1四半期(24年9~11月)決算は営業利益が前年同期比9.1倍の3億7300万円と急拡大しており、これがサプライズとなって投資資金を呼び込む格好となった。米国の主要顧客向けで改造案件を中心に売り上げが伸びた。また、国内でも太陽電池業界向けペロブスカイト用開発装置が売り上げに寄与している。

■農業総合研究所 <3541>  290円  +42 円 (+16.9%)  本日終値

農業総合研究所<3541>が急動意。産地直送野菜や果物の委託販売(直売)事業を手掛けるが足もとの業績は、大方の想定を上回って好調に推移。前週末10日に発表した25年8月期第1四半期(24年9~11月)決算は営業利益が前年同期比94%増の6600万円となり、通期予想に対する進捗率も6割に達した。また、同日に発行済み株式数の1.36%にあたる30万株、金額ベースで7000万円を上限とする自社株買いを実施することを発表、これも買いの手掛かりとなった。

■エスケイジャパン <7608>  788円  +73 円 (+10.2%)  本日終値

エスケイジャパン<7608>が後場急伸。正午ごろ、25年2月期の連結業績予想について、売上高を110億円から125億円(前期比17.8%増)へ、営業利益を10億円から11億円(同10.9%増)へ、純利益を7億円から7億7000万円(同1.9%増)へ上方修正するとともに、期末配当予想を15円から17円(年27円)へ引き上げたことが好感された。クレーンゲームなどのプライズゲーム市場やインバウンド需要などにより取引先店舗が活況ななか、定番キャラクターの受注が引き続き堅調に推移することが予想されることが要因という。なお、同時に発表した第3四半期累計(24年3~11月)決算は、売上高96億6100万円(前年同期比26.0%増)、営業利益9億8400万円(同21.8%増)、純利益7億400万円(同16.7%増)だった。

■インターアクション <7725>  1,071円  +79 円 (+8.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

インターアクション<7725>が急反発。10日の取引終了後、25年5月期の連結業績予想について、売上高を65億6000万円から66億9600万円(前期比13.6%減)へ、営業利益を9億8700万円から13億600万円(同17.2%減)へ、純利益を6億5200万円から9億600万円(同19.9%減)へ上方修正したことが好感された。IoT関連事業で主に瞳モジュール及び海外顧客向け光源装置が好調に推移する見込みであることに加えて、インダストリー4.0推進事業で上期に精密除振装置分野が好調に推移し、下期には歯車試験機分野が好調に推移する見込みであることなどが要因としている。同時に発表した11月中間期決算は、売上高40億4400万円(前年同期比35.8%増)、営業利益11億8200万円(同3.0倍)、純利益8億2500万円(同3.1倍)だった。

■チームスピリット <4397>  384円  +28 円 (+7.9%)  本日終値

チームスピリット<4397>は大幅続伸。前週末10日取引終了後、9~11月期連結決算を発表。売上高が11億4700万円(前年同期比10.0%増)だったほか、営業損益が5100万円の黒字(前年同期4800万円の赤字)に転換して着地しており、これを好感した買いが入った。ライセンス売上高が伸びたことが寄与した。また、利益面では採用の平準化とリファーラル採用の増加施策による効率化、費用対効果の見直しによる広告宣伝費の抑制などが奏功した。通期の増収・営業黒字見通しに変更はない。あわせて、パソコンの操作ログをAIで解析し、業務内容の可視化を実現するサービスを手掛けるワークライフログ(東京都渋谷区)を完全子会社化したことを明らかにした。

●ストップ高銘柄

BTM <5247>  3,910円  +700 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値

ディ・アイ・システム <4421>  991円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

レナサイエンス <4889>  542円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

グロースxP <244A>  1,832円  -500 円 (-21.4%) ストップ安   本日終値

フィル・カンパニー <3267>  749円  -150 円 (-16.7%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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