キメラが大幅高 製品パイプラインの最新情報を発表=米国株個別
(NY時間14:52)(日本時間04:52)
キメラ<KYMR> 42.86(+5.64 +15.15%)
バイオ医薬品のキメラ・セラピューティクス<KYMR>が大幅高。アトピー性皮膚炎(AD)や喘息の治療薬開発を含む製品パイプラインの最新情報を発表した。
同社はコードネーム「KT-621」のSTAT6分解プログラムの初期段階のデータを今年の第2四半期に開示する予定。同社はまた、第2四半期にアトピー性皮膚炎の臨床試験(フェーズ1b)に進む予定で、第4四半期にデータが得られる見込みだとも述べた。
2025年後半から2026年前半に、ADおよび喘息の中間試験を実施する予定だとしている。また、TYK2デグレード剤およびIRAK4デグレード剤の開発を仏サノフィと共同で進めているとも述べた。今年前半に次の免疫学プログラムを発表する予定だとしている。
また、2027年半ばまで資金が継続する見通しを再確認したとも発表した。
【企業概要】
身体の天然タンパク質分解システムを利用して、疾患の原因となるタンパク質を選択的に分解する新しい低分子治療薬の発見と開発に取り組むバイオ医薬品会社。独自の標的タンパク質分解(TPD)プラットフォームを利用し、広範囲の免疫炎症性疾患、血液悪性腫瘍、固形腫瘍に焦点を当てた開発を進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース