新興市場銘柄ダイジェスト:マーキュリー、ELEMENTSがストップ高
<7351> グッドパッチ 552 +80
ストップ高。25年8月期第1四半期(24年9-11月)の営業損益を1.28億円の黒字(前年同期実績0.28億円の赤字)と発表している。デザインパートナー事業が好調だったことに加え、デザインプラットフォーム事業の損失が縮小したことも黒字転換に寄与した。通期予想は前期比490.9%増の2.04億円の黒字で据え置いた。進捗率は62.7%に達しており、上方修正への期待も買いを後押ししているようだ。
<205A> ロゴスHD 1827 -500
ストップ安。25年5月期の営業利益予想を従来の21.08億円から8.86億円(前期実績13.91億円)に下方修正している。グループの建設会社の引渡棟数見込みが減少しているほか、M&Aや大型店舗の新規出店の計画前倒しなど早期業績拡大のために成長投資を強化したことが要因。併せて期末配当予想も従来の137.00円から45.33円(前期末実績0.00円)に減額修正している。
<5246> ELEMENTS 555 +80
ストップ高。24年11月期の営業損益を0.57億円の黒字(前期実績2.97億円の赤字)と発表している。創業以来初の通期での黒字化を達成した。主力の個人認証ソリューションが好調に推移した。25年11月期の営業損益予想は非開示。また、生体情報を用いた認証サービスを手掛けるポラリファイ(東京都港区)の株式を取得し、子会社化することを明らかにしている。取得価額は15.58億円で、異動後の議決権所有割合は95.01%。
<5025> マーキュリー 721 +100
ストップ高。25年2月期の営業利益予想を従来の0.70億円から1.44億円(前期実績0.56億円)に上方修正している。プラットフォーム事業の中古マンション領域で大型のショット収益を計上したため。第3四半期累計(24年3-11月)の営業利益は前年同期比673.1%増の2.16億円で着地した。第4四半期に不動産データベース強化のほか、新規開発や生産性向上のための設備投資を計画していることから、通期利益は第3四半期累計を下回る見通し。
<5243> note 628 +100
ストップ高。米Google社と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当でGoogle社にnote株98万4200株を割り当てる。Google社の持株比率は6.01%となる。両社でnoteプラットフォーム上でのAI機能開発に関する連携やクリエイティブ領域での生成AIに関する開発で協業する。また、25年11月期の営業利益予想を前期比13.5%増の0.60億円と開示している。24年11月期は0.52億円で着地した。
<5574> ABEJA 1830 +190
大幅に続伸。25年8月期第1四半期(24年9-11月)の営業利益を前年同期比66.7%増の0.94億円と発表している。大規模言語モデル(LLM)案件が牽引したことで想定を上回った。販管費の増加率は売上高成長率を下回っており、着実に成長しているとしている。通期予想は前期比24.2%減の2.20億円で据え置いた。進捗率は42.7%に達しており、第1四半期の順調な滑り出しが好感されているようだ。
<7352> TWOST 958 -14
大幅に反発。25年8月期第1四半期(24年9-11月)の営業利益を前年同期比387.5%増の2.89億円と発表している。企業に対し、ITエンジニアリソースを提供するとともにITエンジニアの独立支援を行うMidworks事業を中心としたエンジニアプラットフォームサービスの拡大に注力した結果、利益が拡大した。第2四半期は組織体制強化の継続に加え、広告投資の加速を計画するとしている。通期予想は前期比30.6%増の6.20億円で据え置いた。
《ST》