本日の注目個別銘柄:ヨシムラフード、トレファク、古野電気など

材料
2025年1月15日 15時50分

<3697> SHIFT 21120 +2340

急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は35.2億円で前年同期比94.0%増となり、据え置きの通期計画135億円に対して順調なスタートとなった。稼働率が改善しているほか、高単価サービスの拡大でエンジニア単価も上昇しているもよう。また、EAI Technologies、SYSCOM GLOBAL SOLUTIONSなど米系企業2社と業務提携、海外事業支援サービスの提供を開始するとも発表した。

<6532> ベイカレント 5684 +700

ストップ高。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は287億円で前年同期比18.8%増となっている。9-11月期は106億円で同22.1%増、ほぼコンセンサス水準での着地に。稼働率は計画通り高水準での推移、コンサルタント一人当たり単価などは計画を上回ったようだ。また、採用数も計画を上回る進捗のもよう。決算数値にサプライズは乏しいが、好調推移の継続を確認で、買い安心感が強まる展開になっている。

<3093> トレファク 1564 +205

急騰。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は29.8億円で前年同期比20.5%増となっている。9-11月期は12.4億円で同20.4%増、6-8月期は4億円で同4.8%減と減益に転じていたことから、安心感が強まる展開に。既存店売上の順調な拡大が続く形になっている。上半期決算後に株価は大きく水準を落としていたため、見直しの動きが強まる状況とみられる。

<6814> 古野電気 2834 +353

急伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は105億円で前年同期比63.1%増となり、通期予想は従来の110億円から120億円、前期比84.0%増に上方修正した。舶用事業を中心に堅調な需要環境が継続しているもようで、為替前提も円安方向に修正している。さらに、年間配当金も従来計画の75円から90円に大幅に引き上げたことも評価材料視されているもよう。

<2379> ディップ 2295 -203

大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は109億円で前年同期比10.8%増となっている。ただ、上半期の同20.6%増に対して、9-11月期は33.7億円で同6.2%の減益に転じている。広告宣伝投資の強化などが増益率の鈍化につながる形へ。据え置きの通期予想134億円、前期比5.0%増に対しては順調な進捗とみられるが、大幅な上振れ期待は後退する方向のようだ。

<1419> タマホーム 3115 -320

大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業損益は22.8億円の赤字となり、前年同期比52.9億円の損益悪化となった。また、通期予想は従来の137億円から40億円、に大幅に下方修正した。住宅事業において、工事準備期間が想定より長期化する物件の割合が増加しているようだ。26年5月期は90億円にまで回復する見通しも公表しているが、今期の大幅下方修正をマイナス視する動きが優勢となった。

<2884> ヨシムラフード 1089 -201

急落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は30億円で前年同期比2.2倍となり、通期予想は従来の27.4億円から31億円に上方修正した。ワイエスフーズグループおよびマルキチにおいてホタテ製品の販売単価が回復したことが主因となるもよう。ただ、上半期実績は20億円で同2.2倍であったため、業績上振れは織り込み済み、むしろ修正幅は想定よりも小幅にとどまったとの見方が優勢に。

<3994> マネーフォワード 4036 -700

ストップ安。前日に24年11月期の決算を発表、営業損益は47.4億円の赤字となり、従来予想レンジである19-39億円の赤字を下回る着地に。また、25年11月期予想レンジは23-47億円の赤字見通しとしている。市場コンセンサスは黒字転換であったため、ネガティブなインパクトにつながっているもよう。会社側では広告宣伝費の増加などを想定しているとみられる。

<3608> TSI HD 1306 +300ストップ高比例配分。国内不動産信託受益権の取得及び譲渡による特別利益の計上を前日に発表した。譲渡益として239億円強の計上を予定、それに伴い、25年2月期純利益は従来予想の40億円から150億円にまで上方修正した。つれて、年間配当金も従来計画の19円から65円にまで増額し、短期的な利回り妙味が高まる状況に。また、今回の譲渡による株主還元策として、50億円の自己株式を追加取得するとも発表した。

<7408> ジャムコ 1708 +300

ストップ高比例配分。米投資ファンドのベインキャピタルが同社を買収すると発表している。買収総額は約1000億円となるもよう。2月中旬めどにTOBを開始、TOB価格は1800円で前日終値に対し27.8%のプレミアムとなる。同社ではTOBへの応募を推奨としており、TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きになっている。TOB完了後にスクイーズアウトを実施、全株式を取得する計画。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.