ヘリオス---ノーベルファーマとの開発販売提携契約協議終了
ヘリオス<4593>は15日、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)治療薬「MultiStemR」の日本国内における開発販売提携を目指してノーベルファーマとの間で交渉を行っていたが、今後の協議を終了することで両社が合意したと発表した。
同社は2023年12月27日に、子会社のプロセルキュアを含む体制でノーベルファーマとの基本合意書を締結し、提携契約の締結を目指して交渉を進めていた。今回の協議終了の背景として、ARDS治療薬に関する条件付き承認申請が着実に進展しており、当初予定していた日本国内での第3相試験およびその関連費用が不要となったことを挙げている。これに伴い、契約条件の再交渉を行ったものの合意に至らず、協議を終了する決定がなされた。
同社は、今回の協議終了が2025年12月期連結業績に影響を及ぼすことはないとしており、今後もARDS治療薬の条件付き承認申請準備を進める方針を明確にしている。また、必要な開示事項が発生した場合は速やかに発表するとしている。
《NH》