ウイングアーク1st---3Qは増収増益、通期連結業績予想の上方修正に加えて期末配当の増配を発表

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2025年1月15日 16時46分

ウイングアーク1st<4432>は14日、2025年2月期第3四半期(24年3月-11月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比9.8%増の216.10億円、営業利益が同4.5%増の65.36億円、税引前利益が同4.8%増の65.51億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同4.5%増の47.02億円となった。

帳票・文書管理ソリューションの売上収益は前年同期比12.7%増の142.33億円となった。「SVF」(企業の基幹業務に必須である請求書や納品書等の帳票類を設計・運用を行うソフトウェア及びサービス)は、大企業や官公庁を中心とした基幹システムへの大型投資が継続したことにより、ライセンス/サービスは前年同期比15.5%増と前年を大きく上回った。保守は一部解約があったものの好調なライセンス受注により、ほぼ前年並みの前年同期比0.7%増となった。クラウドサービスは、様々なクラウドサー ビスの帳票需要を取り込み、前年同期比17.3%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は117.74億円(前年同期比8.7%増)となった。帳票関連の電子データの保管や流通を担う「invoiceAgent」は、前年の大型案件の反動により、ライセンス/サービスは前年同期比74.5%減と前年を大きく下回った。保守は、前年の契約獲得が順調に推移したことから、前年同期比17.2%増と前年を大きく上回った。クラウドサービスは、2024年1月の改正電子帳簿保存法の施行後も企業帳票のデジタル化がさらに進展していることから契約社数が順調に増加し、前年同期比52.6%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は16.68億円(前年同期比4.2%増)と前年から若干の増加となった。「その他」は、新たにトライサーブの売上収益を連結したことから、前年同期比315.5%増と前年を大きく上回った。

データエンパワーメントソリューションの売上収益は同4.5%増の73.77億円となった。「Dr.Sum」は、幅広い需要を取り込んだことからライセンス/サービスは前年同期比14.3%増と前年を上回った。保守は、前年同期比3.3%増と堅調に推移した。クラウドサービスは、大企業を中心に販売が好調に推移し、前年同期比51.3%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は25.97億円(前年同期比10.8%増)となった。「MotionBoard」は、前年の大型案件の反動により、ライセンス/サービスは前年同期比35.1%減と前年を大きく下回った。保守は、前年の契約獲得が順調に推移したことから、前年同期比8.7%増と前年を上回った。クラウドサービスは、様々なサービスとの提携を通して着実に契約社数を積み上げた結果、前年同期比15.6%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は27.97億円(前年同期比1.9%減)となった。「その他」は、大企業を中心に導入サービスの需要が非常に強く、前年同期比6.4%増と前年を上回った。

2025年2月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益が前期比10.7%増(前回予想比3.3%増)の285.00億円、営業利益が同10.8%増(同1.3%増)の81.00億円、EBITDAが同11.2%増(同1.0%増)の95.60億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同8.1%増(同0.9%増)の58.50億円としている。

また、業績予想の上方修正に合わせ、直近の配当予想より期末配当を20.00円増配し、1株当たり62.00円(普通配当42.00円、記念配当20.00円)とすることを発表した。すでに実施している中間配当と合わせ、年間配当予想は1株当たり104.00円(前期実績から20.00円の増配)となる。

《ST》

提供:フィスコ

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