ダウ先物が618ドル高 米大手銀決算と米CPIで買い強まる=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:41)(日本時間22:41)
ダウ先物 43370(+618.00 +1.45%)
S&P500 5969.75(+87.50 +1.49%)
ナスダック100先物 21284.50(+365.00 +1.74%)
米株価指数先物市場でダウ先物が618ドル高で推移している。S&P500、ナスダック100とも大幅高。取引開始前に発表になった米大手銀決算と米消費者物価指数(CPI)を受けて買い戻しを強めている模様。
米大手銀の第4四半期決算は予想されてはいたが、トレーディング収益が好調で時間外で株価はポジティブな反応を示している。米大統領選とトランプ次期政権への期待で市場のボラティリティが株式、債券とも高まったことが寄与したようだ。長期金利が上昇したことから、純受取利息(NII)も予想を上回っている。JPモルガン<JPM>は過去最高のトレーディング収益を計上した。
一方、先ほど発表になった12月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、短期金融市場ではFRBの7月利下げの期待が復活している。米CPIは総合指数は予想通りだったものの、コア指数が予想を下回った。前日の米生産者物価指数(PPI)とあわせて、インフレ再燃への警戒を強めていた市場に安心感を与えている。
医薬品のアバデル・ファーマ<AVDL>が時間外で上昇。2名の取締役が株式を購入した。米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかとなった。
生鮮食品や調理済み食品を提供するキャラボ・グロウアーズ<CVGW>が決算を受け時間外で下落。売上高は予想を上回ったものの、1株利益や営業利益が予想を下回った。
(NY時間08:51)(日本時間22:51)時間外
JPモルガン<JPM> 251.52(+4.05 +1.64%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 74.54(+3.35 +4.71%)
ゴールドマン<GS> 593.15(+21.62 +3.78%)
シティグループ<C> 77.50(+4.00 +5.44%)
アバデル・ファーマ<AVDL> 8.43(+0.38 +4.72%)
キャラボ・グロワーズ<CVGW> 22.02(-2.14 -8.86%)
アップル<AAPL> 235.30(+2.02 +0.87%)
マイクロソフト<MSFT> 421.49(+5.82 +1.40%)
アマゾン<AMZN> 222.30(+4.54 +2.08%)
アルファベット<GOOG> 194.33(+3.28 +1.72%)
テスラ<TSLA> 410.32(+13.96 +3.52%)
メタ<META> 606.80(+12.55 +2.11%)
エヌビディア<NVDA> 133.98(+2.22 +1.68%)
AMD<AMD> 117.83(+1.74 +1.50%)
イーライリリー<LLY> 754.00(+9.09 +1.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース