ゴールドマンが決算受け上昇 株式トレーディングが記録的な収入=米国株個別

材料
2025年1月15日 23時49分

(NY時間09:46)(日本時間23:46)

ゴールドマン<GS> 600.29(+28.76 +5.03%)

ゴールドマン<GS>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、株式トレーディングが記録的な収入をあげ、業績は予想を上回った。株式トレーディング収入は3.4.5億ドル。通年では134億ドルに達し、過去最高となる。

同銀は、消費者向け事業の大部分から撤退した後、待望のディールメーキング活性化に向けて体制を整えている。ソロモンCEOは発表資料で「5年前に立てた成長戦略の目標の大半を達成、あるいは上回ることができたことは心強い」と述べた。

また、顧客企業のCEOの自信回復やバイアウト企業の活発化、負担の大きい規制の撤回が業績改善の推進力となるとの見通しも示した。

なお、これまでトップを独占してきたM&Aの助言手数料は9.6億ドルで、ライバルのJPモルガン<JPM>の11億ドルを下回った。JPモルガンは2024年は2回、この分野でゴールドマンを上回っている。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益:11.95ドル(予想:8.22ドル)

・経常収益:138.7億ドル(予想:123.7億ドル)

FICC:27.4億ドル(予想:24.4億ドル)

グローバル・バンキング・マーケッツ:84.8億ドル(予想:75.6億ドル)

投資銀行:20.6億ドル(予想:20億ドル)

株式:34.5億ドル (予想:30.2億ドル)

アドバイザリー:9.6億ドル(予想:10.2億ドル)

株式引受:4.99億ドル(予想:4.26億ドル)

債券引受:5.95億ドル(予想:5.75億ドル)

・純受取利息(NII):23.5億ドル(予想:21.1億ドル)

・貸倒引当金:3.51億ドル(予想:3.82億ドル)

・標準化CET1比率:15.0%(予想:14.7%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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