プーチン大統領、ウクライナの恒久的なNATO非加盟を要求へ
ロシアのプーチン大統領はトランプ次期大統領とのいかなる協議においても、ウクライナに対してNATOとの軍事関係を大幅に削減し、中立国となって軍備を制限することを要求するという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
ウクライナでの戦場において優勢にあるとますます自信を深めているプーチン大統領は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないこと、そして同国の軍事能力に制限を設けることを目標に掲げているという。
ロシアの立場は、NATOの個々の加盟国が二国間安全保障協定に基づきウクライナに武器を送り続けることは可能だが、そのような武器をロシアに対して使用したり、領土奪還のために使用したりすべきではないというものだという。
モスクワが交渉の可能性に備えて準備していることについてこのように述べた。
戦争が3年目に近づく中、ウクライナの指導者たちにとってそれは受け入れ難いものであることはほぼ確実。ロシアの指導者の姿勢はまた、トランプ大統領が表明している「できる限り迅速に紛争を終結させる」という希望にも反しており、モスクワに交渉の余地を与えることを意図している可能性もある。
一方、ウクライナ東部におけるロシアの進展は遅く、大きな代償を伴っている。
株探ニュース