ヴェリセル、暫定決算受け下落 予想下回る売上高見通しを示す=米国株個別
(NY時間10:27)(日本時間00:27)
ヴェリセル<VCEL> 55.35(-3.32 -5.66%)
バイオテクノロジーのヴェリセル<VCEL>が下落。前日引け後に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表しており、予想を下回る売上高見通しを示した。主力製品である軟骨修復治療向けのMACIは好調な見通しを示したものの、その他が不調だった。
同社は声明で「25年の売上高の伸びは20%-23%増を予想している」と述べた。勢いよく25年に突入し、MACI・Arthroの利用率の増加、大幅な収益性向上、キャッシュ創出の大幅増を見込み、中期財務目標に向けて引き続き前進していくとしている。
長期の見通しについては、粗利益率が2029年までに70%台後半、EBITDAマージンは30%台後半に増加する見通しだと述べた。
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:7520~7570万ドル(予想:7790万ドル)
MACI:6820~6870万ドル(予想:6810万ドル)
Epicel:約600万ドル(予想:838万ドル)
NexoBrid:約100万ドル(予想:147万ドル)
(通期見通し)
・EBITDAマージン(調整後):25~26%
・粗利益率:73~74%(予想:72.4%)
【企業概要】
やけどの治療及びスポーツ医学で用いる細胞療法のために、豚コラーゲン膜での自家培養軟骨細胞移植MACI、及び培養表皮自己移植Epicelを開発・製造・販売し、深刻な怪我を修復して、生命を回復させる高度な治療法を提供する。膝軟骨損傷・やけどの治療に有効。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース