東証グロース市場250指数先物見通し:買い一巡後は上値の重い展開か
本日の東証グロース市場250指数先物は、買い一巡後、上値の重い展開を想定する。前日15日の米国市場のダウ平均は703.27ドル高の43,221.55ドル、ナスダックは466.84pt高の19,511.23ptで取引を終了した。主要銀行の強い決算を好感した買いや、12月消費者物価指数(CPI)のコア指数が予想外に鈍化し年内の利下げ期待が広がり、買戻しが加速し、寄り付き後、上昇。長期金利の低下でハイテクも買い戻され、株式相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ、イスラエルとハマスが停戦で合意との報道で中東情勢の改善期待を受けた買いも強まり、一段高となり、終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、買い一巡後、上値の重い展開を想定する。朝方は、米国株高の流れを受けて買い優勢の始まりが予想される。75日移動平均線や、日足一目均衡表の先行スパン(雲)上限でのサポート力が買いにつながりそうな格好だが、日足パラボリックが陰転しており、売り買い交錯が予想される。今晩欧米で主要経済指標の発表を多く控え、手掛けづらい局面となりそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比6pt高の629ptで終えている。上値のメドは640pt、下値のメドは620ptとする。
《SK》