Fスターズが3日ぶり切り返す、外資系証券の買い戻しで一時100円超の上昇
フィックスターズ<3687>が3日ぶり反発、寄り後早々に102円高の1835円まで株価水準を一気に切り上げる場面があった。顧客企業のソフトウェア高速化技術で優位性を発揮するほか、量子コンピューティング分野の研究開発でも先行している。今月上旬に米エヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファンCEOが量子コンピューターの実用化までには、まだ20年程度の時間がかかるという趣旨の発言をしたことで、同関連株への利益確定売りが加速度的に強まった経緯がある。同社もその流れに飲まれ大幅反落したが、市場では「戦略的なショートで下げが助長された」(中堅証券ストラテジスト)面も指摘されていた。そうしたなか、今週開示された空売り残高に関する情報で、同社に対する外資系証券経由の空売り残高が急増していることが判明、足もとで買い戻しを急ぐ動きが株価に浮揚力を与えた可能性が高い。