タカラバイオが続伸、米バイオベンチャーのキュリオ社を買収
タカラバイオ<4974>が続伸している。15日の取引終了後、米国子会社を通じて先進的な空間解析用試薬を開発する米国のバイオベンチャー、キュリオ・バイオサイエンス(カリフォルニア州)の全株式を取得したと発表しており、好材料視されている。
キュリオ社の空間解析の基本技術とタカラバイオが培ってきた遺伝子工学技術・遺伝子解析技術とを組み合わせることで、高いシナジー効果を創出するのが狙いで、高品質製品の開発と競合製品との差別化、キュリオ社の製品を用いた空間解析受託サービスの拡充などを推進するとしている。取得価額は4050万ドル(約63億5800万円)で、開発状況や売り上げに応じて1億5000万ドルを上限とするマイルストーン報酬も支払う。