テノックス---既製コンクリート杭で発生残土を大幅削減する「CP-X工法」を開発

材料
2025年1月16日 17時53分

テノックス<1905>は15日、日本ヒューム<5262>と共同で、建設発生残土を大幅に削減できる既製コンクリート杭高支持力中掘り拡大根固め工法「CP-X工法」(商標登録出願中)を開発し、ベターリビングから技術評定を取得、1月より販売を開始すると発表した。

CP-X工法は、日本ヒュームの既製コンクリート杭と、テノックスの先端拡大根固め中掘り工法という両社の強みを組み合わせた、地球環境に優しく、また建設発生残土の削減を喫緊の課題とする顧客(元請建設会社)のニーズを満たすものである。この工法の特長として、環境性能ではプレボーリング(穴を掘ってから杭を沈める)工法と比較して残土量を約60~75%削減し、建設業界が取り組むサーキュラーエコノミーに貢献する点が挙げられる。また、残土処理のための重機稼働や搬出車両のCO2排出量も大幅に削減可能である。さらに、工期短縮の面では中掘り工法により杭の埋設作業の途中中断・翌日再開が可能で、既製コンクリート杭の機械式接手の採用により、労働時間の効率的活用が実現する。特に支持層が深い現場では大幅な工期短縮が可能である。鉛直支持力性能においても、杭本数の低減による合理的な設計と工期短縮が実現でき、品質面では中掘り施工により優れた鉛直性と杭心精度の確保が可能である。

今後、両社はこの工法の特長を生かし、建設需要が高まるデータセンターや物流施設、病院、集合住宅など幅広い建築物への適用に向け、販売を強化していく。

《AK》

提供:フィスコ

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