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アボット・ラボが決算 上振れ余地があるとの指摘=米国株個別

材料
2025年1月23日 2時55分

(NY時間12:53)(日本時間02:53)

アボット・ラボ<ABT> 118.56(+1.77 +1.52%)

医療機器のアボット・ラボラトリーズ<ABT>が上昇。本日は売り先行で始まったものの、途中から上げに転じている。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、第1四半期の1株利益の見通しも予想を下回った。

ただ、株価は堅調。市場は25年の通期ガイダンスに焦点を移し、アナリストは上振れ余地があると述べている。「25年の通期ガイダンスは、同社の全ての成長要因が健在で、為替の逆風が強まる中でも1株利益の2桁の伸びを見込み、堅調なファンダメンタルズを反映させている。そのためガイダンスは上方修正の余地がある」と指摘した。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.34ドル(予想:1.34ドル)

・売上高:109.7億ドル、7.2%増(予想:110.1億ドル)

医療機器:50.5億ドル、14%増(予想:49.6億ドル)

栄養剤:21.3億ドル(予想:21.6億ドル)

診断薬:25.2億ドル(予想:25.7億ドル)

コロナ検査:1.76億ドル(予想:1.92億ドル)

医薬品:12.7億ドル(予想:13.1億ドル)

糖尿病ケア:18.6億ドル(予想:18.3億ドル)

・既存事業売上高(コロナ検査関連除く):10.1%増(予想:9.4%増)

(1-3月・第1四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.05~1.09ドル(予想:1.11ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):5.05~5.25ドル(予想:5.16ドル) ・既存事業売上高:7.5~8.5%増

・営業利益率(調整後):23.5~24.0%

【企業概要】

広範なヘルスケア製品の発見・開発・製造に取り組み、世界の小売業者・卸売業者・医療機関・政府機関等向けに直接販売する。幅広いブランドのジェネリック医薬品、成人・小児用の各種栄養製品、ラボラトリー診断薬をはじめとする診断システムと検査、及び心不全や糖尿病等の治療のための医療機器を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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