アラスカ航空が決算受け上昇 旅行や法人の需要が拡大=米国株個別
(NY時間10:38)(日本時間00:38)
アラスカ航空<ALK> 70.63(+3.23 +4.79%)
アラスカ航空<ALK>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を上回った。旅行や法人の需要が拡大した。ガイダンスも公表し、第1四半期の1株損益の赤字が従来予想よりも縮小した。また、1月から4年間に渡る10億ドルの自社株買いを新たに承認。
旅行需要が異例の高まりを見せる中、同社は今年、大手ライバルの国際線に参入して行く。
アナリストは「同社の第4四半期の業績はハワイアン航空が含まれたことで曖昧なものとなったが、座席ごとの運航統計の初期調査では、業務効率化の余地がまだ多く残されていることが示されている」と述べている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.97ドル(予想:0.47ドル)
・売上高:35.3億ドル(38%増、予想:35.0億ドル)
旅客収入:31.8億ドル(予想:31.9億ドル)
・有償旅客マイル:190.7億(予想:189億)
・有効座席マイル:227.4億(予想:218億)
・搭乗率:83.8%(予想:83.8%)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株損益(調整後):0.50~0.70ドルの赤字(予想:0.75ドルの赤字)
・輸送能力:2.5~3.5%増
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.75ドル以上(予想:5.97ドル)
・輸送能力:2~3%増を維持
【企業概要】
米国・バハマ・ベリーズ・カナダ・コスタリカ・グアテマラ・メキシコで、旅客輸送及び貨物輸送を行うほか、傘下の航空会社・提携地域航空会社を通じた米国内線の運航も行う。アラスカ航空、ハワイアン航空、ホライゾン航空はグループ子会社。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース