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ボーイングが決算受け上昇 CEOの発言にポジティブに反応=米国株個別

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2025年1月29日 0時15分

(NY時間10:15)(日本時間00:15)

ボーイング<BA> 186.63(+11.47 +6.55%)

ボーイング<BA>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を下回った。注目のフリーキャッシュフロー(FCF)の赤字は41億ドルと予想は下回った。

ただ、暫定決算がすでに発表されていたこともあり、数字自体への反応は限定的で、むしろ、オルトバーグCEOの発言にポジティブに反応。同CEOは「今年中に737型機の月産38機体制に戻すことに楽観的だ」と述べた。同社は在庫分も活用して、1月には30台後半の737型機を納入できる見込みだとしている。

オルトバーグCEOはまた、「主要事業ラインを中心に再編し、周辺資産を切り離すことで、ポートフォリオの全面的な見直しに着手する」と述べている。今後の生産レベル向上に向けた工場やサプライヤーの調整、赤字防衛プログラムへの対応など、業績回復に向けて進展しているとも語った。企業文化の機能不全解決には複数年に渡る取り組みが必要だという。また、「中核事業への投資を継続しながら、将来の中核事業ではない分野のポートフォリオを合理化することで、今後の道筋も整えている」とも述べている。

(10-12月・第4四半期)

・1株損益(調整後):-5.90ドル(予想:-3.07ドル)

・売上高:152.4億ドル(予想:164.5億ドル)

民間航空機:47.6億ドル

防衛・宇宙・セキュリティ:54.1億ドル(予想:62.9億ドル)

グローバルサービス:51.2億ドル(予想:50.8億ドル)

・FCF(調整後):-41億ドル(予想:-41.7億ドル)

・受注残:5213.4億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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