F5が決算受け上昇 企業のIT支出回復の恩恵=米国株個別
(NY時間09:41)(日本時間23:41)
F5<FFIV> 282.17(+12.45 +4.62%)
通信機器メーカーのF5<FFIV>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しは予想を下回る内容だったものの、通期の見通しについては上方修正している。
今回の決算を受けてアナリストは、顧客のIT支出の回復を指摘。「同社は予想を上回る企業のIT支出の回復の恩恵を受けている。また、値上げ前のシステムハードウェアの販売や大型ソフトウェア契約が好調の要因」と指摘した。
(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):3.84ドル(予想:3.38ドル)
・売上高:76.7億ドル 11%増(予想:71.5億ドル)
・サービス:39.8億ドル(予想:39.5億ドル)
・製品:36.9億ドル(予想:32.2億ドル)
(1-3月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):3.02~3.14ドル(予想:3.22ドル) ・売上高:70.5~72.5億ドル(予想:73.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.5~8.5%増(従来:5~7%増)
・売上高:6~7%増(従来:4~5%増)
【企業概要】
米国・欧州・中東等の企業・政府機関等向けに、Webサイトへの外部からのアクセスを複数のサーバーへ負荷分散する機能を持つアプリケーションデリバリコントローラの開発・販売を行う。また、クラウドサービス等も提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース