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AMDが決算受け大幅安 データセンター部門が予想下回る AIの勢いに懸念=米国株個別

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2025年2月5日 23時37分

(NY時間09:37)(日本時間23:37)

AMD<AMD> 107.33(-12.17 -10.18%)

AMD<AMD>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回った。また、第1四半期の売上高見通しも予想を上回っている。これを受けて株価は発表直後に時間外で上昇していたが、一巡後は下げに転じている。

重要な部門であるデータセンターの売上高が予想を下回ったことで、AIコンピューティング事業への懸念を強めているようだ。同社はアクセラレーターのチップで年間50億ドル以上の売上を上げているが、年間売上高が1000億ドルを超えるライバルのエヌビディア<NVDA>とはだいぶ距離がある。

同社のAIへの取り組みが勢いを失っているのではないかという懸念が再燃していたが、今回の決算でその不安が現実のものとなった格好。この数週間、より安価なアプローチを採用する中国のディープシークの登場でその懸念はさらに高まっていた。

アナリストからは「データセンター向けの売上が予想を下回ったことで、対エヌビディアのGPU競争力への疑念がさらに高まる可能性がある」との指摘が出ている。また、「データセンター部門が予想を大きく下回り、粗利益率もほぼ横ばい。経費も予想を上回っていた」との評価も聞かれる。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.09ドル(予想:1.09ドル)

・売上高:76.6億ドル 24%増(予想:75.4億ドル)

データセンター:38.6億ドル 69%増(予想:40.9億ドル)

ゲーム:5.63億ドル(予想:4.88億ドル)

顧客:23.1億ドル(予想:19.9億ドル)

組み込み:9.23億ドル(予想:9.59億ドル)

・粗利益率(調整後):54%(予想:54%)

・営業利益(調整後):20.3億ドル(予想:20.2億ドル)

・FCF:10.9億ドル(予想:13.5億ドル)

・研究開発費:17.1億ドル(予想:16.5億ドル)

(1-3月・第1四半期見通し)

・売上高:68~74億ドル(予想:70.4億ドル)

・粗利益率(調整後):約54.0%(予想:54.1%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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