リフトが決算受け大幅安　グロスブッキングの見通しが予想下回る＝米国株個別

（NY時間09:39）（日本時間23:39）

リフト<LYFT>　12.98（-1.41　-9.80%）

配車サービスのリフト<LYFT>が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、グロスブッキングは予想を下回っている。第１四半期のガイダンスも公表し、予想を下回るグロスブッキングの見通しを示したことが嫌気されているようだ。

同社は声明で「業界をリードするサービスレベルとライダーおよびドライバーの増加、そしてエンゲージメントの向上で、第１四半期の乗車回数は１０数％増加する」と予測している。また、初の自社株買いプログラムを発表し、５億ドルを上限とする自社株買いを承認した。

アナリストは、総予約件数の低迷が同社の進歩を覆い隠したため、結果はまちまちであったと指摘。「乗車数と価格設定に関して、同社は引き続き課題に直面しており、弱い競争上のポジショニングが浮き彫りになっている。価格引き下げは２０２５年のグロスブッキングに１桁台前半の逆風となる可能性がある」と述べている。

（１０－１２月・第４四半期）

・１株利益（調整後）：0.27ドル（予想：0.17ドル）

・売上高：15.5億ドル（27％増、予想：15.6億ドル）

・グロスブッキング：42.8億ドル　15％増（予想：43.2億ドル）

・EBITDA（調整後）：1.13億ドル（予想：1.04億ドル）

・EBITDAマージン（調整後・グロスブッキング）：2.6％（予想：2.4％）

・アクティブライダー数：2470万人（予想：2463万人）

・利用回数：2億1850万回（予想：2億1847万回）

・FCF：1.4億ドル

（１－３月・第１四半期見通し）

・グロスブッキング：約40.5～42.0億ドル（予想：42.3億ドル）

・EBITDA（調整後）：約0.90～0.95億ドル（予想：0.94億ドル）

・EBITDAマージン（調整後・グロスブッキング）：約2.2～2.3％（予想：2.2％）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース