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ゼネラル・ミルズが下落 コンファレンスで慎重な見方を示す=米国株個別

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2025年2月19日 0時33分

(NY時間10:34)(日本時間00:34)

ゼネラル・ミルズ<GIS> 56.49(-2.36 -4.00%)

スナックやシリアルなど加工食品を手掛けるゼネラル・ミルズ<GIS>が下落。ハーメニングCEOとブルースCFOがフロリダ州で開催されたコンファレンスに出席し、プレゼンテーションを行った。ハーメニングCEOは「ここ数カ月は変動が激しかった」と述べ、ニールセンの移動データ、顧客からの注文、政府、特に関税の影響を挙げた。25年度の業績見通しを確定または再検討する前に、これら3つの問題についてより多くのデータを収集したいとも語った。

ニールセンのデータについては、「概ね前期と同じ。ピルズベリーやトティノのような分野の改善が、スナックカテゴリーの低迷で相殺されている」と指摘。一方、顧客からの注文については、「北米の小売業は感謝祭の休日以降、予想よりも数ポイント減少している」と述べた。

25年度の競争力向上において、「進展は見せたが、当初の予想よりも遅いペースであった」としている。また、関税については、「製品の95%は米国で調達されているが、長期的にはわれわれにとってあまり有意義ではない」と指摘した。

しかし、カナダに課される関税がオートミールに影響を及ぼす場合、あるいはブリキ鋼材への関税がスープやウェット・ペットフード、ヨプレイの蓋などのパッケージに影響を及ぼす可能性がある場合、われわれはそれについてより詳しく認識してしたいとしている。

26年度については、短期的な消費者環境を理由に、「おそらく長期目標である2-3%の成長は見込めないだろう」と述べた。主な理由は、短期的に価格およびミックスがやや低迷した状態が続くと予想しているためだと述べた。

【企業概要】

消費者向けブランド食品をグローバルに製造・販売する。スナック類・シリアル・ミールキット・ヨーグルト・アイスクリーム・ベーキング材料・冷蔵冷凍生地などのほか、天然素材のペットフードを提供する。北米の外食産業・業務用ベーカリー業界向けのブランド・ノーブランド食品も提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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