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ダウ先物は256ドル高 本日は反発で始まりそう=米国株

市況
2025年2月24日 22時45分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:34)(日本時間22:34)

ダウ先物 43742(+256.00 +0.59%)

S&P500 6058.50(+29.50 +0.49%)

ナスダック100先物 21774.50(+95.25 +0.44%)

きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇しており、本日は反発して始まりそうだ。特段の買い材料は見当たらないが、先週の大幅安からの値ごろ感の買いが出ているようだ。

先週はウォルマート<WMT>の冴えない業績見通しで、個人消費を中心に米経済の先行き不安が強まり、それに週末の弱い米経済指標が加わり、市場はリスク回避の雰囲気が強まった。最高値圏にあった米株式市場は高値警戒感から一気に利益確定売りが強まっていた。

今週から小売企業の11-1月期決算が本格化してくる。ホームセンターのホーム・デポ<HD>やロウズ<LOW>が発表を予定しているが、米個人消費の現状をよりよく示すものとなり注目される。

また、今週は何といってもエヌビディア<NVDA>の決算が26日の引け後に予定されている。AI関連のチップメーカーとして依然として時価総額で最大規模の株式の1つであり、さらに大きな影響を与える可能性もありそうだ。

中国のディープシークの登場以来、米IT大手によるAIへの巨額投資への疑問も出ている。一部からは「間違いなく、今週の市場が注目する最重要事項の1つであろう。ディープシークのニュースが今後、この種の企業の利益を揺るがすという点で、本当に確かなものなのかどうか、市場は確かめたがっている」との声も出ていた。

そして、金曜日には、FRBがインフレ指標として注目している1月のPCEデフレータが発表される。先週、グールズビー・シカゴ連銀総裁は「CPIほどの衝撃はないだろう」との見方を示していたが、それでもFRBの利下げへの慎重姿勢は裏付ける内容になると見られている。ただし、相当程度織り込んでいる節もあり、予想範囲内であれば、反応も限定的に留まる可能性も留意される。

アップル<AAPL>が本日、今後4年間で米国内に5000億ドルを投資する計画を発表した。2万人を新規雇用し、AIサーバーの生産を行うという。同社は、トランプ大統領が中国からの輸入品に課す予定の関税について救済措置を求めている。

マイクロソフト<MSFT>が米国における相当量のデータセンターのリース契約を解除し始めていると伝わった。アナリストがレポートで指摘した。長期的に見て必要以上のAIコンピューティングを構築しているのではないかという同社の懸念を反映させた動きの可能性があるとし、数百メガワットに相当する容量のリース契約を無効にしたという。

バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が決算を受け時間外で上昇。営業収益が71%増えて145億ドルと予想を上回った。金利上昇により投資収益が増加し、保険事業も改善した。

ナイキ<NKE>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の75ドルから115ドルに引き上げた。先週末終値よりも50%高い水準。

ハワイで電力を手掛けるハワイアン・エレクトリック・インダストリーズ<HE>が決算を受け下落。売上高が予想を下回ったほか、1株損益が予想外の赤字だった。

(NY時間08:44)(日本時間22:44)時間外

バークシャー<BRK/B> 483.55(+4.81 +1.00%)

ナイキ<NKE> 78.59(+2.09 +2.73%)

ハワイアン・エレクトリック<HE> 10.35(-0.41 -3.81%)

アップル<AAPL> 244.57(-0.98 -0.40%)

マイクロソフト<MSFT> 408.78(+0.57 +0.14%)

アマゾン<AMZN> 217.75(+1.17 +0.54%)

アルファベット<GOOG> 185.25(+3.67 +2.02%)

テスラ<TSLA> 344.00(+6.20 +1.84%)

メタ<META> 688.09(+4.54 +0.66%)

エヌビディア<NVDA> 136.63(+2.20 +1.64%)

AMD<AMD> 111.60(+0.76 +0.69%)

イーライリリー<LLY> 881.00(+7.32 +0.84%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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