NY株式:NYダウは159ドル高、景気後退懸念が重し

市況
2025年2月26日 6時26分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は159.95ドル高の43621.16ドル、ナスダックは260.54ポイント安の19026.39で取引を終了した。

強弱まちまちの経済指標を受け、寄り付き後、まちまち。その後発表されたコンファレンスボードの消費者信頼感指数が予想以上に低下したため景気減速懸念が一段と強まり売りが加速し、ダウは一時下落に転じた。ベッセント財務長官が「民間セクターは景気後退に入っている」と発言したため景気後退懸念も浮上し、更なる売り圧力となった。ダウはウクライナ停戦期待やホームデポの好決算を好感した買いが支えプラス圏を回復。ナスダックはトランプ政権が人工知能(AI)輸出規制強化を検討との報道でハイテクが売られ、終日軟調に推移し、まちまちで終了した。セクター別では食・生活必需品小売が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。

ホームセンター運営のホーム・デポ(HD)は第4四半期決算で既存店売上が予想を上回り、上昇。同業のロウズ(LOW)も売り上げ回復期待に、上昇した。製薬会社のイーライリリー(LLY)は人気の肥満症治療薬の値下げを発表し、上昇。清涼飲料メーカーのキューリグ・ドクターペッパー(KDP)は第4四半期決算で調整後1株当たり利益が予想を上回ったほか、堅調な見通しが好感され、上昇した。

半導体のエヌビディア(NVDA)はトランプ政権が対中半導体輸出を巡る規制強化を検討しているとの報道を受け、下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は最高経営責任者(CEO)のマスク氏がトランプ政権で影響力を強めていることへの反発などで欧州での販売急減が報告され、売られた。ドーナッツ販売のクリスピークリーム(DNUT)は第4四半期決算で赤字に転落、通期の弱い見通しが嫌気され、下落。

ソフトウエア・メーカーのインテュィット(INTU)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想上回り、時間外取引で買われている。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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